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【Mac】Sidecarを使ってiPad Proを液タブにしてみました【クリスタ】

CatalinaのSidecar機能でiPad Proをサブディスプレイ化する

MacOS 10.15 Catalina にはSidecarなる新機能がありまして、手持ちのiPadをサブディスプレイ的に使えて、Apple Pencilも入力デバイスとして使えるそうです。

私もつい先日 iPad Pro Wifi+Cellular モデルを購入していたのでSidecarを使ってみたいなと考えていました。

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意外と手間取ったお絵描き用の設定 

単純にサブディプレイとして使うのであればSidecarの設定は簡単でした。が、CLIP STUDIO PAINTなどお絵描きソフトをiPadに表示させ、Apple Pencilを使うにはもうひと工夫必要でした。

Apple Pencil(第2世代)

Apple Pencil(第2世代)

  • 発売日: 2018/11/07
  • メディア: Personal Computers
 

 

ちなみに以下の画像がメインモニタ(iPad)にCLIP STUDIO PAINTを表示させてみたところです。ソフトウェアの操作はApple Pencilでできています。

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液タブ的に使用するにはコツがありまして、まずiPad側をメインモニタにする必要があります。方法はモニタの設定で白いバーを移動してメインモニタにしたい側に配置します。この白いバーがメインモニタのマークみたいなものでした。

このメインモニタ変更の設定を行なってからiPad側でCLIP STUDIO PAINTを直接起動して(iPad側に)CLIP STUDIO PAINTを表示させ、サブツールからペン・ブラシを選択してキャンバスに線を引いてみたところ、ちゃんと描くことができました。 

Sidecarを使ってみた感想

最初はSidecarってどう使うんだろう?と悩みましたけど、Windowsのデュアルディスプレイと変わらないですね。物理的なモニタの代わりにiPadを使うのでした。(Macは仮想デスクトップ?もあるのでちょっとややこしかったです)

しかし、実際iPad ProでMac版CLIP STUDIO PAINTを使ってみたところ、マウスホバーは使えず、操作的にはiPad版と変わらないので、iPad版に慣れた私はMac版をSidecarで利用するメリットはなさそうです。せめてアイコンのTips表示ができたらよかったのですが。CLIP STUDIO PAINTは機能が豊富すぎてiPad版だと「このアイコン何に使うんだっけ?」「こういうことがやりたいんだけどどのアイコンでやるんだっけ?(選択範囲系機能でよくある)」ということがよく起こります。この点をSidecarに期待したんですが、ペンホバーでTips表示ができないようだと無理そうですね。

Macに潤沢にメモリを積んでいて、さらにビデオカードもいいものを使っているのならSidecarで液タブ的に使う意味もあるのかなと思いました。3D表示とかで有効活用できるので。

ただし、いつもiPad版でApple Pencilを使用する人には遅延が気になるレベルかな、と思いました。ペンの追従性はやはりiPad版と比べるとSidecarは若干遅れるというか、ずれている感じがします。範囲塗りくらいなら気にならないと思いますが、日々クロッキーや人物画の練習をしている人だと気になるかも?

 一般的なSidecarの用途としては、MacBook AirやMacBook Proのサブディスプレイとして使われることが多いのではないでしょうか。

 

以上、Sidecarの使用レポートでした。

CLIP STUDIO PAINT PRO

CLIP STUDIO PAINT PRO

  • 出版社/メーカー: セルシス
  • 発売日: 2012/07/06
  • メディア: DVD-ROM
 

 

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