新チップApple M1が搭載されたMacBook Airが本日やっと届きました。スペースグレイ色は人気色なのか到着が遅かったように思います。(;´Д`)
開封する
搭載チップがApple M1に変更になったくらいで、箱もハードウェアも見た目に変わりはありません。
同梱物もいつものように簡素です。USB-Cケーブルと電源アダプタと取り扱い説明書だけ。
セットアップする
MacBook Airは出荷時にある程度充電されているのでディスプレイを開くとセットアップが始まります。
WiFiに接続してApple IDを入力してしばし待つと利用可能に。
キーボードはMacBook Air(Intel)と同様にシザー式で打ちやすいです。
おや?Fnキーに刻印されているあのマークは?後で調べてみます。
インストールされているmacOSはBig Surでした。
システム画面では「M1,2020」の文字が表示されています。
Airはファンレスが魅力
このApple M1搭載MacBook Airはファンレスモデルなので、Apple TVやYoutubeを視聴中に排熱によるファンのノイズに悩まされることはありません。
じつはApple M1に変更されたMacBook Airの購入理由はこのファンレスだったりします。今後もファンレスモデルが発売されるかわからないので初期モデルを購入して4年くらい使おうかと思いまして。
アプリケーションをインストールする
M1はARM系なので過去資産(Intel系バイナリ)はRosetta(ロゼッタ)によって動作します。
いくつかアプリのインストールを試してみました。
Google Chrome
Google ChromeはUniversalアプリ対応でApple M1に対応したバイナリが公開されていました。
Chromeではインストール後、Rosettaのインストールは行われませんでした。
インストール後動作確認してみましたが、ブックマーク同期・Youtube視聴・テーマインストールなど問題なく動き、クラッシュはありませんでした。
Visual Studio Code
次にVisual Studio Codeをダウンロード・インストールします。
こちらはIntel系バイナリ(x86_64)だったのでRosettaのインストールが促されます。
インストール後、VSCodeの情報を参照すると「アプリケーション(Intel)」と表示されていました。
ちなみにUniversalアプリだとこのような表示になっていました。
VSCodeはとりあえず日本語表示だけ拡張機能をインストールしておきました。
Homebrew
HomebrewはFinderからターミナルの情報→Rosettaを使用して開くにチェックして起動し、以下のコマンドを入力することでインストールできました。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
ターミナルでRosettaを使用して開いているかどうかの確認は
% uname -m
を実行することで使用されているアーキテクチャを確認することができました。(x86_64またはarm64)
バージョンを確認すると実行はできているようです。
% brew --version
Homebrew 2.5.11
treeコマンドのインストールと実行も問題なくできました。
% brew install tree
golang
golangはHomebrewからインストールし、実行だけは確認しました。
% brew install go
% go version
Python3
Python3もHomebrewからインストールし、バージョンの確認を行いました。
% brew install python3
% python3 -V
Python 3.8.2がインストールされていました。
その他Web系開発環境について
Node.jsやJDKなどの開発環境はまだインストールしていません。ネットの情報を参照するとインストールと動作確認の報告はありました。JDKはJenkinsで使うので早めに試しておきたいです。
仮想環境系はしばらく対応に時間がかかるとこちらもネット情報で得ています。(VirtualBoxとかDockerなど)
Macを開発環境として利用するのはOSS・Linuxとの親和性の高さと便利なところ(エンジニアで使う人が多く情報が入手しやすい)が利点なのでWindows のWSLよりはApple M1(arm64)開発環境が普及するのは早いと思います。
ただし、最近はクラウド環境が主流ですし、ローカルで仮想環境を使うより、自分用にAWS・GCPでステージング環境を作ってしまう人も多いかもしれません。
Xcodeのインストールと起動でトラブル
Xcode12.2のインストールでトラブルが発生しました。
インストール後起動するとRosettaのインストールが促されるのですが、ボタンが押せません。
Xcodeも終了できないので⌥ + ⌘ + escキー(オプション + コマンド + エスケープ)で表示されたXcodeを選択して強制終了させました。
解決方法を探したところ、上記の画面でReturnキーを押せばいいそうです。
実際にやってみたところ、無事Xcodeを起動できました。
TimeMachine
ここまでの設定をTimeMachineでバックアップしておくのもいいのですが、最近Appleの新サービス「Apple One」を契約してクラウドストレージが50GB使えるようになったものですからバックアップ(書類フォルダとデスクトップをクラウドと同期)はそちらで行っています。
とりあえず、ダウンロードファイル(ドライバの各バージョン等)は外部HDDに保存しておきました。
Apple純正のUSB-C - USBアダプタとWD 2TB HDDを使用しました。USBアダプタ類はサードパーティ製品を使用すると思わぬ誤動作をすることがあり、私はなるべく純正品を使用しています。
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Apple Arcade のゲームを遊んでみる
MacBook Pro(Intel) CatalinaのAppStoreでもApple Arcadeのアプリはインストールが可能なようですが、MacBook Air(M1) Big Surでもインストール・起動は可能でした。
Apple Arcadeの「The Pathless」をインストールして序盤をプレイしてみましたが特に動作に問題はないですね。(人気の「原神」はありませんでした。出したら人気出そう)
WSADとトラックパッドでの操作でもやれないことはないですが、Bluetoothゲームコントローラーを買ったほうが快適だと思います。
PS4用であればMac/iOS/iPadOSでも使えるとApple公式サポートの記事を見つけたので、Amazonで注文しておきました。届いたらBluetooth接続して試してみます。
PS4 DUALSHOCK4コントローラーであれば、たとえ使えなくてもPS4用の予備にできるのであんまりダメージはないだろうし。(;´Д`)
SEGAの人気ゲーム「Sonic Racing」もインストールしてプレイしてみました。こちらも左右はADキー(カーソルキーも利用可)、スペースキーでアクション操作のため、キャラクターの操作は比較的やりやすかったです。描画のカクツキもありませんし、iOSゲームアプリなら軽々と動作しそうですね。
MacBook Air(M1)はファンレスモデルですが、キーボード+トラックパッドでのプレイ中、熱などは気になりませんでした。
Apple M1完全移行はまだまだ先になりそう
私は普段使いにMacBook Air(Apple M1)を購入したので気ままに環境が整っていくのを待つつもりです。技術系の用途にはMacBook Pro(Intel)をしばらく使うことになると思います。完全移行には2年くらいかかるんじゃないでしょうか。
移行まではRosettaでIntelバイナリを使用し、徐々にApple M1(arm)バイナリに変えていくと思います。
Apple M1モデルのメモリ上限は16GBですし、来年あたり開発やクリエイティブな用途に利用できる高性能モデルが市場に投入されるのかな、と予想しています。
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以上、MacBook Air(M1)初日の使用感報告(レビュー)でした。