M1 MacBook Airは予想より良かったです
Apple Storeでメモリ16GBにしたApple M1搭載 MacBook Airを購入したわけですが、予想していたよりも出来が良いです。
Intel MacBook Airの唯一の弱点だった排熱によるファンノイズ問題がM1 MacBook Airになってファンレスになったことで解決できています。バッテリーのもちもよく、どこででも作業に使えるのがいいですね。
キーボードはシザー式のままですし、他に大きなハードウェア変更点はないみたいですけど、初期ロットでこれなら個人的には十分満足です。
M1 MacBook AirというかM1 Macの弱いところはIntelチップ専用のソフトウェア(仮想化とかHAXMとか)ですね。これはWeb系の開発用途だとけっこう致命的なんですけど、普段使いには問題なかったです。買ってよかったかな。
初日にアプリケーションの動作確認をいくつかやってみましたけど、Rosetta2のおかげでIntel Macで使用していたアプリケーション類も動いています。(Homebrewが動くのはかなり大きい)
Web系開発用途だとまだ買い替え候補にはなりませんけど、普段使いならばM1 MacBook Airは最初に買うMacとしてはアリだと思います。この性能なら冗談じゃなく4年はメインマシンとして使えそう。みんながみんな開発やるわけじゃないですし。

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人柱覚悟だったんですけど嬉しい誤算でした。(;´Д`)<新しもの好きの性...
開発用途ならまだIntel Macが必要
Web系開発での用途ならまだIntel Macを使用したほうがよく、メモリ16GBの Intel MacBook Proがオススメですね。
VirtualBox、Dockerが使えないのはWeb系開発で困ります。で、対応しても安定するのに時間がかかるでしょうし、ノウハウ等も最初はノイズが多いように思います。Appleも公表していたように2年位かけて移行するものだと思います。

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また、今Intel Macを使っていて開発用途ならまだ手放さないほうがいいです。Universalアプリをビルドできますし、しばらくはユーザーサポート対応に必要になるかと。
というわけで開発に使用しない、普段使い限定という条件であれば M1 Mac でも問題ないですね。私は自宅のMacは普段使い用(ブログ記事作成、動画視聴・編集、ゲーム、ちょっとしたツール作成)なのでM1 MacBook Airがベストバイでした。
M1のターゲット層はどこだろう
余談になりますけど、XcodeがIntelバイナリなのに予想していたよりもM1 Macで高速に動作するのが不思議ですね。これ、Intel MacBook Proと遜色ないというかむしろ速いかも...。
仮想化環境の問題も、ステージングはAWS・GCPでクラウド環境を使うから困ってない人もいるかも。自分はオンプレミスで仕事することが多く、VirtualBox + Vagrant が使えないと非常に困るので仮想化についてはしばらく待ちの姿勢です。
そもそもAndorid StudioってHAXMがインストールされるからApple M1 Macはまだ開発機にならないような気がします。
そういえばApple M1 Macはローエンド~ミドルクラス(Mac mini、MacBook Air、MacBook Pro 13inch)のモデルから発売されてますから、開発者向けってわけではなさそうですね。日常用途・オフィスワーク・文筆業・クリエイティブ系向けなのかな。なるほど、M1初期モデルのターゲット層がわかった気がします。