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M1/M2 Mac用画像生成アプリ「AI Photo」がリリースされてます

何かと話題の画像生成AIですが、研究目的専用のmacOS用アプリ「AI Photo」がリリースされています。

macOS13 Ventura以降のM1/M2 Macで利用できます。(macOS12では利用できませんでした)

Stable Diffusionを利用し、テキストから画像を生成するよくあるアレです。

AI Photo

使い方は簡単で、

  • Apple Storeからアプリをダウンロード後、インストールする
  • アプリを起動し「画像を追加する」→「画像の説明」にテキストを入力→Stepsを調整→「画像を生成する」を実行

と、これだけでした。Python等は必要ありません。

テキストの入力結果で画像がどのように生成されるか研究する目的専用ですね。

 

賛否両論ある画像生成AIですが、いずれ権利問題や倫理的問題が解決されるとイラストを生業とする方も背景・小物等を時短目的でAIを利用して生成→配置などの作業を行うと思います。既にAdobeのソフトウェアも導入を始めましたし。

ただ、現状の画像生成AIサービス等は制作者の承諾なしに著作物がAIの学習に利用されていて、一方的にクリエイターが搾取される形になっており、主に海外で批判が強くなっています。

シェアの大きいペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」もStable Diffusionを利用しようとしてクリエイターの批判を受け、機能搭載中止に追い込まれています。こちらは公開されていた規約にも問題があって、プロも利用するソフトウェアなのに「画像生成AIの利用は自己責任で」と明記されていたので発表当初から制作の現場から懸念の声が上がっていたようです。

mobilog.hateblo.jp

 

とはいえ、上述したように制作者側として将来の制作環境として研究をしておくことは必要ですし、導入のし易いAI Photoから始めるのも手かもしれません。

 

筆者もクリスタ検定(ベーシック・イラスト・漫画)に合格する程度にはペイントソフトを利用しているので、画像生成AIについては追っておいたほうがいいとは思うのですが、上述した権利問題・倫理的問題もあってなかなか重い腰を上げられない状況です。一枚のイラストならともかく、枚数の多いセル絵を用意するアニメ制作の現場では導入しにくいんじゃないかなと思いますね。

 

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