万魔殿パンデモニウム天獄編が来る
FF14 パッチ6.4のリリース日が2023年5月23日(火)に決定した。
第77回PLLでは注目のハイエンドコンテンツである「万魔殿パンデモニウム:天獄編」の情報も公開され盛り上がっている。(零式は一週間遅らせて実装予定)
筆者のようなライト層(ストーリー中心にプレイ)でもノーマルレイドとアライアンスレイドくらいは通う。FF14のコンテンツは出来がよく種類も多い。月額料金も安いのでエンタメとしてはなかなかコスパが良いのである。
なお、FF14にはいわゆる「偶数パッチ」「奇数パッチ」と言われるものがあり、今回はパッチは6.4なので「偶数パッチ」にあたる。これが何かというと偶数パッチの場合は高難易度コンテンツ(零式)が実装されるのである。(奇数パッチはアライアンスレイドが実装される)
不正行為が後を絶たない
しかし、零式のようなハイエンドコンテンツとなると少し勝手が違う。基本憶えゲーであり、野良パーティよりは圧倒的に固定パーティ(+VoiceChat)の方が攻略しやすいのである。募集で集める野良パーティは意思疎通の点で若干不利なのである。
このような固定パーティは猛者ぞろいであり、中にはワールドファーストを競うグループもあり、お抱えのサポートメンバーも用意しているところもあるくらいだ。
かようにFF14のハイエンドコンテンツ実装直後は、まるで競技種目のように盛り上がるのだが、生配信と異様な盛り上がりの中、過去何度か不正行為を行ったグループも出てしまっている。具体的には不正な外部ツール利用者が存在することが挙げられる。
FF14では一貫して外部ツールの使用を禁止している。しかしチートツールの利用は後を絶たない。記憶に新しい事件としてはパッチ6.31の絶オメガ検証戦だろう。
こちらはプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が公式にコメントを発表している。
皆さんこんにちは、ファイナルファンタジーXIV プロデューサー兼ディレクターの吉田です。
パッチ6.31においてリリースされた「絶オメガ検証戦」において、残念ではありますがいくつかの不正に関する情報がコミュニティ上で確認されています。その調査/対応などについて、お伝えさせていただきます。
他ゲー、特にFF14もお手本としたWorld of Warcraft(WoW)などは外部ツール(Addon)ありきのプレイスタイルなので誤解されやすいが、FF14は外部ツールの利用を禁止している。特にコンテンツ中のDPSが他者に開示されることを許していない。これはDPS不足を理由にプレイヤーが叩かれることをなくしたいからだ。吉田氏曰く、他ゲーではプレイヤーキャラクターの頭上に髑髏マークがでることもあるのだとか。さすがにそんな殺伐とした世界では筆者も遊びたいとは思わない。(;´Д`)
原因は承認欲求なのか
しかしながら、FF14内のパーティ募集文を見ると、いわゆる隠語を使ってDPS計測を行っているプレイヤーの存在は見受けられる。そして計測されたDPSはネットに晒されるのである。
間もなくパッチ6.4が実装され、その一週間後には零式も解禁されるが、ワールドファーストを狙うグループ同士が公正な競争を行うことを望む。
なお、上記吉田直樹氏のコメントには以下引用のように、不正な外部ツール利用者をワールドファーストチームとしては認めないと明記されている。
今回、外部ツール不正使用が調査によって明らかになった場合、少なくとも僕は、当該チームをワールドファーストチームとは認めません。
上記のようにハイエンドコンテンツへの参加はなかなか敷居が高いものがあるが、基本憶えゲーでもあるので、気になる方はLodestoneの固定パーティ募集などをチェックしてみるとよいだろう。その際、不正な外部ツール利用者がいるグループには入らないことだ。
SNSあるあるなのだが、承認欲求にかられたプレイヤーがキャプチャした画面画像をTwitterに投稿し、グループまるごと炎上する事件が多々発生しているのでご注意されたし。(直近の事件では、コンテンツクリア直後、街中に放置されたプレイヤーキャラクターの周囲でハゲルガ祭りが発生したという)
補足
なお、筆者は上記のような不正な外部ツール関連の騒ぎを面倒に感じて距離を置きたいと思い、PS5環境に移ってしまった。ゲームの効率を求めて炎上・BANなどとんでもない。ゲームは楽しむものである。いやまぁ、ハイエンドコンテンツでは忍者くらいしかまともに使えない筆者の場合、FCで極に練習に行くくらいなのであるが。
公式について一言あるとすればレギュレーション(規則・規制・制限)がないことだろうか。ワールドファーストを争うコンテンツであればそういったものは欲しいところである。上述したように、グループによってはサポートチームのようなものも存在し、まるでF1のピットスタッフのように本格的なのである。
とはいえ、FF14のプラットフォームにPCがある以上、結局のところプレイヤーの良心に任せるしかない。
さて、今回のワールドファーストは国内・海外どのチームが獲るだろうか。