CS機でも「ウィザードリィ 狂王の試練場 リメイク版」が発売されるということでPS5版をダウンロード購入した。
ちなみに、パッケージ版は2024年秋に発売予定らしい。
FC版の思い出
本作は1981年9月に Apple II にてリリースされたRPG「Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord」のリメイク版であることが売りの一つなのだが、あいにく当時はコンピュータRPGなどやっていなかった筆者にとってはファミリーコンピューター(FC)版が初プレイ作品である。
FC版発売後のウィザードリィは当時小説「隣り合わせの灰と青春」や漫画(石垣環氏作品)も発表され、筆者も多大な影響を受けたものだ。以後、3DダンジョンRPG好きになったのは間違いなくウィザードリィの影響だろう。
CS版は続編(リルガミンだったと思う)もプレイしたが、当時としては簡素ながら親切な作りであり、簡単操作でダンジョンを徘徊しては宝箱から得た武具の鑑定を楽しんだものだ。(マジで村正とか手裏剣は出なくて聖なる鎧を出すのが精いっぱいだった記憶がある)
FC版は当時のあんな低性能SPEC機でよくサクサク動いたものだと感心する。おそらく移植した方のプログラミングレベルが相当高かったのだろう。
リメイク版をプレイ
というわけで、リメイク版の話である。オリジナル(Apple II版)・CS版のようにモードを選択できるのだが、オリジナルをプレイしたことのない筆者は特にオリジナルに思い入れはないのでCS版を選択した。
が、このモードはデフォルトの設定だと能力値のランダムがないので設定を変える必要があった。能力値がランダムだと、例えばキャラ作成時にエルフを侍にできるといった楽しみもあるのだが、こういった点はCS版のデフォルトにはなっていないようだ。
1stパーティの構成は
- 前列:戦・戦・僧
- 後列:盗・魔・魔
にした。僧侶は意外と防御力が高く、前衛が可能だったりする。
リメイク版では盗賊・忍者に「隠れる/奇襲」があり、戦闘ではお荷物になりがちな盗賊でも役に立つことができる。
魔法使いが2名なのは、後々下の階を攻略する際に範囲魔法で敵を殲滅した方が早いからだ。しかし序盤は苦労する。
転職は戦士をロードに、もう一人の戦士を侍にする予定だ。魔法使いの一人を司教にする予定もある。が、上位職は経験値が余計に必要になり、転職のタイミングはそれなりに考える必要がある。
地下1階で雑魚モンスターを退治しつつレベル上げしていたが、初期の自キャラはとても弱い。レベル2になる前に何人か死亡してしまった。マーフィーズゴーストでレベル上げするにはもう少しレベルを上げる必要があるかもしれない。
地下1階にはダークゾーン内にいるNPCが地上に送り返してくれる。地下二階は敵が強いはずなのでしばらくは地下一階で経験値稼ぎすることになりそうだ。そうなると当然宝箱の武具はあまり良いものが出ない。
本作はFC版と違い、容易にリセット技が使えない仕様なのでセーブデータの複製を作れる仕様になっている。「石の中にいる」とか「先制攻撃されて壊滅した」など起きた場合はレスキューパーティを育てて救助に向かわせるより、セーブデータからやり直した方が時短になるだろう。
ゲームの価格も安いし、他に熱中するゲームがないようであればプレイするのもよいかもしれない。(2023年と比べると今年はあんまり大作が出ない年である)