ASRockの発言が話題に
マザーボード等PCパーツのメーカーASRockの日本公式Twitterアカウントのツイートが話題になっていました。
Intelの第12世代・第13世代用CPUに対応したマザーボードがエントリークラスでも妙に高いなって思ってたんですよ。Intel第8世代CPU対応くらいだと1万円超えない程度の価格だったのに。原料費高騰・円安事情・半導体不足などいろいろ理由があるんだろうなーって考えていたんですが、じつはCPUの作りにも原因があったようで。
PCパーツの製造販売を行うASRockの日本公式Twitterアカウントが、最近のマザーボード価格の高騰に対して言及しました。
言及は、ユーザーのマザーボード価格高騰を懸念するツイートを引用する形で行われ、「マザーボードが高いのはCPUがマザーボードの価格を高くする設計になっているから」と端的に理由を説明しています。CPUの性能を発揮するために要求されるマザーボード側の機能が上がり、さらにそれを支える耐久性を確保するため、価格が上がっているとのことです。
これまでいわゆる高価な「タフモデル」で好事家がOCなどで遊んでいたんですが、CPUのブースト機能が一般的になり、マザーボードの耐久性も上げる必要がでてきたわけですね。そのためマザーボードの部品コストにも影響しているわけです。
マザーボードのラインアップにm-ATX規格が増えているのもコストダウンを考えているのかも。一昔前はATX規格が多く、m-ATXはあまり選択肢がありませんでした。最近だとよりコンパクトなITX規格とかも人気ですね。
耐久性については、確かにIntel第1世代~第3世代CPU用マザーボードと比べるとハードウェア寿命が短いなーって思ってました。当時はASUSのタフモデルを使っていたとはいえ、4~5年は故障なしで使えていましたからね。
今はエントリークラスのマザーボードだと、高負荷をかけ続けるような環境で運用すると2~3年くらいで部品の寿命がくるんじゃないでしょうか。
BTOマシンだとどうか
このASRock関連の記事を見た後、気になって先日BTOで購入したゲーミングPCのマザーボードを調べてみたのですが、使用されているASUSのマザーボードのVRM周辺は冷却性を意識した作りになっていました。デカいヒートシンクが付いています。これならCPUの高負荷なブースト利用環境でも、熱問題に悩まされずに稼働できそうです。
ちなみに、VRM周辺の冷却性能が低いとCPUはブースト機能が発揮できません。CPUだけCore i7、Core i9などの高性能品を購入してもマザーボードが廉価版だとうまく性能を引き出せないわけですね。
このあたりはコスパ重視にするか、性能・耐久性重視にするか重要な選択になると思います。一昔前だと2万円台後半でタフモデルが買えたのに高くなったなーと思います。全体的に部品の要求スペックが向上しているんですね。で、高くつくようになったと。
購入したBTOマシンについては以下の記事で紹介しています。