先日発売されたPS5用ゲームソフト「FINAL FANTASY XVI」をクリアした。クリア時間は39時間である。
本作はFFシリーズの最新作であり、これまでと一風変わってアクションゲームとなっている。しかしアクションゲームが苦手な人にもサポートアクセサリで難易度が調整可能になっており、ストーリー中心でも楽しむことができるようになっているのが特徴だ。
最近のスクエニのゲームはハズレが多いという印象だが、本作品は第三開発事業本部の作品だし、「FF14 蒼天のイシュガルド」が好きな人には結構「刺さる」要素が多いゲームではなかろうか。
個人的には戦闘面で気になったことがあり、「これ、サポートアクセサリなしじゃ無理なんでは?」と思われる場面も一部あった。特にガルーダのアビリティを使った後は画面が非常に見辛い。いつのまにかラストエリクサーを使ってたし、たぶんどこかで即死したのだろう。(;´Д`)
クリア時間を先に述べたが、途中からストーリークエスト中心でクリアしたため、サブクエストは大量に残っている状態である。
長い長いスタッフロールを見続けると最後にプロデューサーの吉田直樹氏の名前を発見。ディレクターなどスタッフを前面に押し出し、ご自身はスタッフロールの最後にひっそりと名前を出すところがいかにも吉田氏らしい。
クリア後は二週目というか「つよくてニューゲーム」がメニューに解禁される。ストーリークエストクリア後のゲーム進行度は90%になっていたので、他のモードをクリアすると100%になるのかもしれない。
以下は個人的な感想とか謎な部分。一部ネタバレを含むので注意。
何回捕まるねん
作中、ヒロインキャラが敵に捕まるのだが、さすがに複数回となるとオマエは白騎士物語のヒロインか!?とツッコミたくなる。このシナリオ、誰もツッコミ入れなかったのだろうか。でもまぁジルが可愛いからいいや。
クライヴの中盤までのリアクションがなんだかラノベの主人公ぽい
作中、ジルとの恋愛要素もストーリーを見ていく上での楽しみとなるが、主人公のクライヴがラノベの主人公のように鈍感である。それもまた面白いのではあるが、ストーリー終盤あたりで悲壮感が際立ち、結果的に個人的にはバッドエンドっぽく思えてしまう。
FFってやっぱりハッピーエンドは無理なのかな
ストーリークリア後のムービーでジルが泣いているシーンがあり、やっぱりかーと思いつつ長い長いスタッフロールを頑張って見続けたが、やはりというか物悲しい終わり方であった。まぁ、ドラクエはじつはダークファンタジーだし、FFは主人公にとって悲劇的結末ではあるがだからこそ美しいってやつなのだろう。
出てこない召喚獣
FFには複数の召喚獣がいるのだが、今作ではそのすべてが出てくるわけではない。しかし、作中名前だけは出てくる召喚獣もいる。それは「リヴァイアサン」だ。一応オーディンとのバトルで海を割るようなシーンはあるのだが、ひょっとしたらコストの関係でカットでもされたのだろうか。作中、水の召喚獣が不在になるのでちょっと違和感があった。あれほどFF14ネタぶっこんできてリヴァイアサンが出ない?うーむ。
ストーリークエストとサブクエストの温度差
ゲーム中盤まではストーリークエストを進めつつ、サブクエストもクリアしていた。サブクエストはおそらく世界観や人物の背景を補完するものだと思っていたからだ。しかし実際にはただのお使いクエストが続くといったような感じであり、途中でサブクエストはやらなくなってしまった。ストーリーや世界設定がいいだけに非常に惜しい。