人によってはドラクエ10のクライアントを一台のPCで複数起動し、複数アカウントプレイするそうだ。(ドラクエ10は複数クライアント起動するのだそうだ。で複アカプレイの需要も多いらしい)
ドラクエ10は先日10周年を迎えたゲームだし、クライアントの描画負荷はさほど高くないはずである。おそらく同じスクエニのMMORPG作品 FF11 と同じくらいなのではないだろうかと考えていた。
というわけで気になったので、描画負荷の高い大作ゲームや仮想通貨マイニングなどでよく利用する節電エコチェッカーで計測してみた。
結果、ドラクエ10 Windows版の町中移動時の消費電力は「88W」だった。軽い。チョー軽い。これなら複数クライアント起動しても難の問題もなさそうだ。プレイヤーキャラクターが多いフィールドだと若干消費電力が上がるかもしれないが、数世代前のPCでもなんの問題もなさそうだ。というかグラボも必要なくてAMDとかのいわゆるAPU(内蔵GPU)でいいのでは。
なお、グラボはGeforce RTX3070を積んでいるので他社のゲーム PSO2NGSをプレイする場合は300Wに近い消費電力となる。
Steamのゲームをプレイするならハイエンドグラボの価格が下がっている今が買い時と思いそうだが、RTX4000シリーズが登場するので在庫処分の目的もあるのかもしれない。
現在のグラボの市場価格
グラボの価格は最近歪なことになっていて、
- RTX3070/3070Ti は値下がり傾向
- RTX3070とRTX3060Tiとの価格差はあまりない
- RTX3060と3050は高いまま
という価格設定になっている。RTX3070の場合、数年前の発売当時と同じくらいになっているので半導体不足かつ円安の昨今の状況的にはかなり異常なのだけど、上述したように在庫処分の目的もあるのだろう。RTX3070シリーズを抱えていた転売ヤーが焦ってそうである。(転売ヤーの購入価格を予想するとおそらく赤字である)
計測環境詳細
PCの消費電力計測は以下の環境で行った。なお、ドラクエ10のようなクライアントが軽いゲームの場合はもっと軽いスペックでも十分である。
- CPU: Core i5 8600K
- MEMORY: 16GB
- GPU: Geforce RTX3070
- SSD: M.2 SSD 1TBx1、M.2 SSD 500GBx1
- HDD: 4TBx1
- OS: Windows11 Pro
上記PCはSteamのAAA級タイトルを2K・レイトレ環境でプレイしたいので数年前に組んだものである。今となっては第8世代Core i5は非常に非力で、せめてCore i7にしておけばと後悔している。(ヽ´ω`)