FF14の花火&ミュージックイベントとして好評を博した大阪での開催に続き、千葉でも開催されることが先日発表された。
非常に好評だったイベントであるが、イベントとなった会場で出展された一部の出店で
- 具無しで割高の焼きそば(1000円で販売)
- 価格が口頭伝達で変動する
という問題が起こり、被害に遭ったFF14プレイヤー(ヒカセン)がかなり嫌な思いをしたことが話題になった。
TGS2023 第79回FFXIV PLLでの吉田直樹氏の発言
本件に関してFF14プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏がTGS2023で配信された第79回PLLにて発言されていたので、以下に引用しておく。
吉P曰く:
「これ、言おうかどうか迷ったんだけど、TGSだし。でもまぁ、らしくないかなと思って。
大阪の時ね、具無し焼きそば、みんな知ってる?話題になったんだけど。
「吉田チェック足りないんじゃないの」
と言われたんですけど、あの我々普通に権利をお貸ししてやってるんですけど、さすがに僕もX(旧Twitter)見た時にちょうど祖堅と二人でプレイヤーの皆さんに会いに行ってたすぐわきであんなことが起こってたなんて思ってなくて。
で、あらためて今回運営をしていらっしゃる会社さんに
- 全部あらためて調査してください
- なんでそんなことが起きたのか
- 関東でやるときにどういう対策をやるつもりなのか
まぁ飲食関連はさらに別に頼むので、連鎖はどうしてもいくんですけど、
- 本当に徹底してもらわないと、プレイヤーのみんなが残念な気持ちになってしまうので何としてもお願いします
というのを、ちょっと今回、前回被害に遭われた方に対しても問い合わせ窓口というのをしっかり作ってください、というのをかなり徹底してやらせていただきましたので、あのもちろん僕らが焼きそば売ってるわけじゃないんですけど、まとめサイトにも
「FFXIVが具無し焼きそば売ってる」
とか書かれちゃったんで、まぁ僕らの責任じゃないと言うつもりはないんですけど、徹底は今回あらためて運営会社さんの方にすごいきつく、何度もやりとりさせていただいたので、ちゃんと交渉した上で皆さんにより笑顔で楽しんでいただけるようにしようと思ってますんでぜひ楽しんでいただければと思います」
一方、話題の運営会社は
なお、本件に関して以下の公式発表が行われているのでそちらも参照されたし。スクエニ的にはもらい事故に近いがライセンス許諾している以上、巻き込まれることは仕方なしとして、異例のTGSでの発表となったようだ。
東⼤阪花園ラグビー場特設会場内飲⾷ブースの⼀部店舗におきまして、当⽇18時ごろから、それまで、具の⼊ったやきそばを販売していた店舗が、適切な料⾦設定をしないまま、具のないやきそばの販売に切り替えて営業を⾏っていた事実が確認されました。
なお、運営会社の謝罪文を読むと、違和感のある表現があったので引用しておく。
具材が枯渇したにも関わらず、お客様の行列が続いたことから販売担当スタッフが半ばパニック状態に陥り、当イベントの飲食ブース運営ルールを無視し販売を継続。その際、行列の解消を意図して、具のない焼きそばを当初の価格より値上げして販売を行っておりました。 本来であれば閉店すべきところ、出店店舗の管理者が不在であり適切な判断を行えなかったこと、また、運営側の管理が十分行き届いておらず現地での指導がなされなかったことにより、このような事故に至りました。
具材枯渇は見込み違いもあるから仕方ないとして、行列解消のため値上げってのはちょっと意味が分からない。しかも管理者不在。この件でまた更なる炎上が起こり、TGSでの吉田Pの発言となったと思われる。
一般的に、例えば野外コンサート会場の出店の価格や味に問題があったとして、アーティストにクレームがいくことはないので、運営会社の責任だと普通の人は考えると思う。まとめサイトが故意に便乗・拡散させて炎上した感じだろうか。
筆者はFF14レガシープレイヤーでもあるため、かなりのスクエニ擁護派なのだが、運営会社のこの発表はさすがにないと思う。故意に品質の悪いものを売り、あまつさえ値上げに踏み切ったと考える方が妥当であろう。吉田Pの発言は品質の悪いものを提供し、来場者に不快感を抱かせた、この運営会社への怒りもあるのだと思われる。