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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第4回までの視聴感想、気になる主人公「明智光秀」の人物像はどうだったか

「麒麟がくる」始まる!

2020年年明けから始まったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」を毎週録画して視聴しています。序盤は服の色彩で賛否両論あったようですが、当時の染物技術や費用を考えると黒だとかシックな色合いはとても高いものだったようで、現在は時代検証を考慮して肯定的に受け止められているようです。映像面では数年前に放送された太平記がどうしても比較対象になってしまうみたいですね。

さて、この「麒麟がくる」ですが、私は数年前に本作の制作が発表されたときに大変期待していました。元々歴史作品が好きなこともあるのですが、歴史上有名でありながらその半生は謎に包まれている明智光秀を主役にしているところが大変興味深く、注目してきました。

 

最新の歴史学での明智光秀がどうだかはわからないのですが、本作で描かれる明智光秀は私がイメージしている人物と一致していて毎週非常に楽しく視聴しています。映像表現とBGMもうまくマッチしていると感じています。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる 」オリジナル・サウンドトラック Vol.1 [LIVE DIRECT]

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  • アーティスト:ジョン・グラム
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: CD
 

オープニングが今後の展開を連想させる 

特にオープニングでは本作での今後の光秀の人生を暗示しているような場面があり、期待でおおっと思わず声が出てしまいました。

背景の炎を背に人馬が駆けるシーンは比叡山の焼き討ち、本能寺の変を連想させ、

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森の中に光秀らしき人物が一人佇む情景は、光秀のそれまでの壮絶な人生の振り返りと悲しいラストシーンを想像してしまいます。

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光秀の二君仕えと栄達、そして

また、最新の第4話の一シーンであったと思いますが、斎藤義龍に父である斎藤道三を押し除け、自分が国を手中にした際は片腕となるよう誘われたときに応じた光秀の様子は、後に光秀が二君仕えとなる人生をこの時点で暗示しているような演出になっていて非常に細かやかな脚本だと思いました。光秀は後に足利家家臣、織田家家臣として一時期二君仕えとなるのですが、このあたりの演出が今後どう表現されるのかも気になります。 

 

個人的には「センゴク」の明智光秀像にはちょっと違和感があり、思慮深く稀代の策略家であることに疑いはありませんが、光秀ゆかりの地に残っている伝承を調べてみると古き良きものを大事にし、民を安んじる名君タイプの人だったのかなとも想像しています。(私の勝手な思い込みかもしれませんが) だからこそ古きものを良きも悪しきも全て破壊しようとする信長と最終的には相反してしまったのではないかと。

センゴク(4) (ヤングマガジンコミックス)

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  • 作者:宮下英樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/09/28
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今後の展開に期待 

史実では主君である織田信長を裏切り、豊臣秀吉との天下分け目の決戦に敗れた明智光秀とその家臣達は悲劇的結末を迎えることになるわけですが、歴史に埋もれた光秀の人物像や優れた戦略家・戦術家、そして為政者としての能力、活躍にも注目していきたいと思います。特に謎に包まれた前半生はどのような脚本・演出になるのでしょうか。

麒麟がくる、今年一番楽しみにしている映像作品です!

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