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FF14プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が出演した「しくじり先生」を視聴し、PSO2NGSが他社の失敗から学ぶべきだったなと思うこと

しくじり先生に吉P出演

人気番組「しくじり先生」にスクエニの吉田直樹氏が出演していたのでnasneで録画して視聴しました。

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FF14プロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏

スクエニの吉田直樹氏といえば人気オンラインゲーム「FINAL FANTASY XIV」のプロデューサー兼ディレクターとして有名で、ローンチされたばかりの頃のFF14が世界中で酷評されていた中、前任の責任者に代わり、ゲームを立て直してその後全世界でも屈指のMMORPG作品として「新生」させた人です。

新生時の話についてはこちらの書籍が詳しいです。

ちなみに前任の責任者は田中弘道氏。こちらもFINAL FANTASY作品で有名ですね。

というわけで、何一つ吉田氏はしくじっていないわけですが(むしろスクエニを困難から救った最大の功労者)、今回はしくじり談の回ではなく、特別講師枠で出演だったそうです。(FF14 PLLで説明されていました)

PSO2NGSがFF14と同じ失敗をしてしまったことと、学ぶべきだったこと

番組を視聴して思ったのはいろんなプロジェクトの企画・立ち上げに通用する話だなということです。

酷評されたオンラインゲームについて何が失敗だったのかを把握し、人気ゲームへと新生させたさせた吉田氏の手腕は見事という他ありません。

で、PSO2NGSにこの話を重ね合わせてみるとFF14初期と同じ失敗をしているわけですね。業界でもFF14の新生は有名で、様々な場で講演もされていますし、書籍も発売されていたんですが。

特に刺さったのは「ひとまず発売してどんどんアップデートしよう!」の話です。

オンラインゲームタイトルも増え、リリース後にアップデートでコンテンツを増やしていく、改善していくタイトルは確かに多いです。しかしローンチ直後がボロボロだとすぐにサービス終了してしまうタイトルも多いんです。

そんな各社の失敗話を知ってか知らずか、セガはPSO2NGSを6月に見切り発車してしまいました。伝説のサービス初日のゴタゴタから始まり、コンテンツはスカスカで、初期リージョンのみで半年近くサービスを続けた結果、ゲーマーの評価はかなり低いものとなりました。(最近は若干、リテムリージョンの追加で盛り返していますけど)

じつはPSO2NGSのベータテスト終了時に、もう半年は内容の充実に取り組んだほうがいいという意見が多数ありました。が、ベータ版の内容とたいして変わらない内容でセガはリリースしちゃったんですよね。結果、ローンチ直後は大勢のプレイヤーを集めたにも関わらず、その後の悪評で休止する人が増え、新規プレイヤーもほとんどみかけないほどになっています。

「土台はいいだけに残念」というのが現行プレイヤーの感想でしょうか。

FF14の新生とその後の改善、既存プレイヤー・新規プレイヤーを大事にする姿勢、そのへんをセガも学ばないとPSOシリーズの存続自体が危うくなる気がします。

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