TVのニュースでは関東地方も梅雨入り間近と報じていて、暑さと湿度が相まって都心は非常に暑い。そんな中、部門のインフラ担当である筆者は都心にあるオフィスに出社した。
コロナ禍以降、リモートワークが進んだオフィスに出社している社員は半分もいない。非常にスカスカなフロアで作業すること数時間、やっとお昼休みに入った。
線画テクニック本を読む
あんまり都心に出てきたくない筆者にとって、出社日はオフィスにある本棚くらいが唯一の楽しみである。制作部門もある会社なので、本棚には筆者も興味のあるイラスト系の本も大量にある。
今回は線画のテクニックを学ぼうと、CLIP STUDIO PAINT関連の書籍を手に取ってみた。
一枚絵が上手くなる 線画のノウハウ。
【累計36万部突破のデジタルイラスト描き方事典シリーズから、一枚絵のための線画技法書が登場! 】
一枚絵を描くとき、線画をどのように描き進めるか。実力派イラストレーター10名の線画技法を事典形式で解説します。
CLIP STUDIO PAINT PRO/EXを使って一枚絵を描くときの線画の描き方が一気につかめる一冊です。
デジタルイラストだと塗り工程の前に線画が必要となる(実際はラフの段階である程度色を決めておくようだが)。漫画だとペン入れと呼ばれるので、デジタルイラストをやっていなくても知っている方も多いかも。
この手の書籍は色彩だとか時短テクニックをまとめた本は非常に多い。だが、線画にフォーカスした書籍はかなりレアなのでお昼休みにじっくり読んでみた。
意外とペンタブ派が多い
この書籍では、複数の絵師が線画テクニックを披露しているのだが、気になったのは制作環境。iPad/iPad Proがダントツで多い。次いでWacom Intuos(ペンタブ)で、液タブの方が少数派であった。
へー、これは珍しい。ペンタブはMidiumとかSmallを使っているようだ。しかも、紙じゃなくていきなりデジタルイラストで描いてる。すごいな。
たしかにペンタブだと描き心地はよいのだが、ラフの段階からペンタブで描くのはかなり慣れを必要とするような気がする。最近の絵師って大きな画面サイズの液タブを使うものだと思っていた。
イラストレーターのさいとうなおき氏がペンタブの上にA4用紙を貼って線を引くと、紙に書いた感じがして書きやすいとYoutube動画で発言されていたが、そういったこともやっているのかもしれない。(自分は面倒で、結局iPad Proを利用するようになったが)
線画テクニックの本はページ数が多く、次回オフィス出社時に残りを読もうと思う。