FINAL FANTASY XIV ファンフェスin東京ドームの基調講演で新たなジョブ情報が公開された。パッチ7.0黄金のレガシーで追加されるジョブは「ピクトマンサー」、FF6で登場したジョブだ。
FF14ではパッチ6.0からFF14オリジナルのジョブを追加していく、という方針に変わっていたが、以前発表された新ジョブ「バイパー」、こちらはFF14オリジナルのジョブである。
ところが、今回発表されたジョブはFF過去作に登場したジョブ「ピクトマンサー」である。遠隔魔法DPSが追加されることは以前から発表されてはいたが、予想を大きく外してしまった人も多いだろう。筆者も今回は時魔導士あたりがくるのでは、と予想していたので大外れである。
新ジョブ「ピクトマンサー」発表前に、そのジョブの概要は新トレイラーで一部公開されていた。FF14登場NPCのクルルが絵筆とパレットを手に登場した段階で往年のファイナルファンタジーファンの中にはすぐジョブを当てた人もいたようだ。
基調講演中の吉田直樹氏は新ジョブ「ピクトマンサー」について次のように説明している。
吉田「黄金のレガシー、新ジョブ第二弾はピクトマンサー。筆を武器とする遠隔魔法DPSとなっています。さぁ、みなさん予想の方は当たっていたでしょうか?
ラスベガスで謎のTシャツを着ていましたが、うまいこと二つのジョブのヒントになったのかなと思います」
吉田「ピクトマンサーはFF6に唯一登場したジョブになっています。FF6では筆を使い、敵のイラストを描いて敵の技を使うというジョブでした。
FF14ではその描くという部分を発展させ、ピクトマンサーが様々な、モンスターだけじゃなくて、絵を描いてそれを魔法として攻撃や補助などの効果を発動させていくという見た目にも非常にユニークなジョブになっています。」
吉田「暁のメンバーであるクルルが今回ピクトマンサーにジョブチェンジすることになりました。クルル、ずっと戦えなくてね。お留守番が続いていたんできっと頑張ってくれたんだと思います」
今回発表された新ジョブ情報を要約すると次のようになる。
- ロール:遠隔魔法DPS
- 武器:筆
- 対応クラス:なし
- 初期レベル:80
- ジョブクエスト開始場所:グリダニア
ジョブの戦闘方法は次のイメージとなっている。
- 絵筆に似た魔具「筆」を手に、練り上げた魔力を「絵の具」に見立て、溢れる想像力を具現化して戦う絵画魔法の使い手
- 描いた生物や武器、さらには風景すらも具現化する
- 絵を描くには詠唱時間を要するが、それを補うための無詠唱魔法やアビリティを持つ
吉田「ピクトマンサーは自身が攻撃するだけでなく、パーティを強化するような魔法も一部持っています。サポートジョブというわけではないので、そういうところを結構気にされる方もいると思うんですが、黒魔道士のような攻撃特化ではないということだけお伝えしておきます。ちなみにピクトマンサーは蘇生魔法を持っておりません」
なお、当然のことながら絵心がなくともピクトマンサーにジョブチェンジは可能である。蘇生魔法なしの遠隔魔法DPSとなるとポジション的に被るのは黒魔道士であろうか。
補足
ピクトマンサーの絵画魔法は独特のVFX効果があるとのこと。それは気になるが、高難易度コンテンツになるほど不要なエフェクト効果はオフにするものなので、アーリーアクセスから全力で進んでいくプレイヤーが絵画魔法を見る機会はずっと先のことになるのかもしれない。(トップ層は、ストーリークリア→レイド→高難易度レイド→新ジョブレベル上げ、になりそう)