お絵描きに板タブを使ってみる
イラストレーターでYoutuberのさいとうなおきさんの動画を視聴していたところ、板タブを利用していらっしゃるそうで、自分も試してみたくなりました。
仕事で板タブ・液タブは使ったことはあるものの、プライベートではほとんどiPad Proを使うのでそんなに便利なものだとは思っていなかったんです。iPad Pro+Apple Pencilの描き心地はほとんど紙と変わりないので。慣れるとこればっかりになっちゃってて。(プロの方でもほとんどiPad Proオンリーになった方も多いそうで)
さいとうなおきさんの動画を見ていて気になったのは絵を描く時の姿勢が板タブのほうが良くなるということでしたね。正面の画面を見ながら手元の液タブで描くのと、液タブの画面を見ながら描くのとでは腰・背中への負担がかなり違うように思いました。半日座って描く時などかなり影響は大きいのではないでしょうか。
というわけで在宅勤務期間中で時間に余裕もあるのでこの機会に液タブでのお絵描きの練習をやってみることにしました。
プロ用の液タブは高いので、絵描きさんに評判の良い XP-Pen ペンタブ Deco1 を買って試してみました。
開封する
製品が到着したので早速使ってみることにしました。
価格が安いわりに付属品は充実している印象です。
箱はカッコいいです!
箱から取り出すとまずは板タブが現れます。
板タブを取り外すと付属品が出てきます。
日本語マニュアル、USB-Cケーブル、日本指グローブ、ペン、ペン置き台が付属しています。随分充実していますね。
ペン先の予備はペン置き台にありました。ちょっと開けにくいのですが、ここならペン先を失くさないので安心です。
使ってみる
板タブ XP-Pen Deco1 をUSB-CケーブルでWindows PCと接続して使ってみました。ドライバーは付属の用紙に書いてあったURLからダウンロードしてインストールします。
設定は板タブ横にボタンが配置されているので該当するボタンを押し、行いました。
エクスプレスキーっていうんでしょうか、私は上から
- メニュー
- キー(手)
- 戻る
- やり直し
- 拡大
- 縮小
- 左右反転
- 表示リセット
にしました。(お絵描きソフトは CLIP STUDIO PAINT を使っています)
ちなみにUSB-Cケーブルはどちらの向きにも接続できるので右利き・左利きのどちらでも使えます。
ドライバのインストールやセットアップでは特にトラブルはありませんでした。メニューの表示がもたついている印象でしたが、板タブのボタンからならすぐに表示されました。
描き心地はよいですね。線を描画する際の追従性も価格の割によいと思います。気になったのはペン先がやや沈み込むことでしょうか。Wacomのペンに慣れているので沈み込むペン先には若干違和感を感じました。
が、価格を考えると概ね受け入れられると思います。コストパフォーマンスはかなり良いですね。
サイズは31.5cm x 21.5cmほどで机上で邪魔にならないくらいです。
私は板タブにA4コピー用紙を敷いて使っています。問題なくペン先での描画が認識されるのでこのほうが使いやすいです。
板タブのいいところはメニューを開く際に手が邪魔にならないことですね。液タブやiPad ProだとCLIP STUDIO PAINTでメニューを開く時、メニュー等が手の下に配置されることがあり手間ですが、板タブは画面を広々と使えてストレスなく軽快に作業できます。
気になる点
XP-Pen Deco1を使うなら画面のサイズ的に13インチ~15インチがいいのではと思いました。MacBook Air あたりとの組み合わせがいいのではないでしょうか。
私はWindows PCで32インチのゲーミングモニターを使用しているのでサイズ差もあってこのサイズの板タブだとちょっと使いにくい印象です。27インチモデルのモニターが現実的かなー。
購入した板タブは主にMacBookで使うことになりそうです。(今もMacBook 2017モデルを愛用中です)
今後は板タブに慣れてきたらサイズの大きい、板タブに買い替えたいですね。最大サイズはWacom Intuos Pro Lサイズなのかな。
ワコム ペンタブレット ペンタブ Wacom Intuos Pro Lサイズ ペン入力 板タブ Wacom Pro Pen 2 付属 Windows Mac 対応 PTH-860/K0
- 発売日: 2017/01/19
- メディア: Personal Computers
最近は液タブ人気で、板タブの新製品はあんまり見ないですね。