FF14の描画制限設定の謎
FF14 Windows版のグラフィックス設定で個人的にけっこう長いこと謎だった現象があります。
私は、2Kゲーミングモニター+Geforce RTX3070という環境でFF14をプレイしているのですが、正直MMORPGに144Hzはいらないわけです。垂直コントロールONにして60fps制限をかけたいところ。
しかしFF14のシステムコンフィグ - ディスプレイ設定には
- 無制限
- 144fps
- 72fps
- ....
と選択があり、72fpsを選択するとなぜか街中で急激にfpsが下がるという謎な現象が起きていました。
144fpsまたは無制限にするとこの問題は起きないのですが、消費電力的にはかなり無駄なことをしています。負荷の高いところだと280Wくらい電力を消費していますね。冬場はともかく夏場はキツイ。(;´Д`)
で、この問題なんとか解決できないかなーと常々考えていたわけですけど、ついに問題を解決することができました。
FF14で60fps固定にする設定方法
解決のヒントになったのはこちらのLodestone日記で、
追記
NVIDIAの新しいアプデでMax Frame Rateを設定できるようになったのでそっちでお好みのFPSを設定してください。 これでわざわざ戻さなくても済むようになりました!
この引用部分を読んで「もしかして」と思ったわけです。
NVIDIAコントロールパネルの「3D設定の管理」でプログラム設定タブを表示し、
- 垂直同期: オン
- 最大フレームレート: 60FPS
にします。
もう一つ、FF14のシステムコンフィグ - ディスプレイ設定の描画制限で「144fps」を選択して適用します。
するとこれまで80fps以上描画されていたのが60fps固定にすることができました。
(FF14側で72fpsを選択すると街中で40fps付近に落ち込む、いつもの現象が起こります)
なるほど、NVIDIAコントロールパネルのプログラム設定で垂直同期を強制的にオンにしておき、FF14側は高めの描画設定にしておいて設定限界までは描画されるようにするわけですね。
検証してみると納得できますが、気がつかないってこれ。笑
とりあえず、これまでFF14プレイ中に280Wを超えていた消費電力が設定変更後は200W付近に収まるようになりました。ファン音も静かになり気にならなくなりました。よかったー。
消費電力の計測には節電エコチェッカーを使用しました。(Amazonで一番安かった)
Geforce RTX3060カードでも有効だと思う
FF14のクライアントは比較的描画が軽いので、先日発売されたばかりのミドルレンジGPU Geforce RTX3060カードでもFullHDなら余裕で60fpsを超えると思われるため、上記のfps制限設定は有効だと思います。
Geforce RTX3060カードは初値が5万円を超えていて、ミドルレンジクラスのグラフィックスカードにしては高いなーという感想だったのですが、仮想通貨のマイニング性能を抑えたためにゲーマーには手に入りやすいハードウェアとなったようです。秋葉原でも発売日の午前中は比較的ゆっくりとした初動だったとか。しかしその後、一部マイニングアルゴリズムが制限されていないことが判明したようで、そのうちNVIDIAがドライバで対策を取るものと思われます。